子どもの心理問題は必ず治療が必要なわけではありません。
自己形成をしていくときに、子どもが心理問題を克服しながら、心理問題はむしろ子どもが健康に成長できる糧になります。
しかし、母親の誤った養育法による心理問題の場合は、
必ず母親のヒーリング法と子どもに正しい養育法を適用して、子どもの心理問題を治療する必要があります。
人間の心理発達過程を見ますと、
5歳~13歳は関係適応期で、人間関係に適応していく過程で様々な問題が現れますが、
この問題は人間関係に適用していく過程なので、
治療というよりは保護者が正しい方向に導いてあげ、調整してあげると心理問題だとみなしていたものが消えていきます。
また13歳~19歳は、自己形成期として「自分の思考基準」をつくっていく過程で様々な問題が現われますが、
この問題は思考基準を作っていく過程であるため、
この場合も治療が必要だというよりは、正確な理解と合理的な方法で心理問題を難なく調整することができます。
問題となるのは、
心理問題が長く続いた場合、
親や他人によって心理障害だとレッテルを貼られている場合などですが、
心理問題が解決されずに子どもには心理的苦痛や困難が持続している可能性があります。
このような場合には子どもの心理問題を治療して、健康な心理に回復させる必要があります。
また、子どもの心理問題によって母親、先生、他の子どもたち、他の人たちが被害を被り苦痛を覚えているなら、
必ず子どもの心理問題を治療しなければなりません。
このすべての過程は母親が行うときに最も効果があるということをマザーセラピーをとおして検証しており、
母親ならみんな子どもの心理問題を治療できる能力を持っています。
母親はいかなる専門家よりも子どもの心理治療においては最も強力な治療能力を備えているために、
マザーセラピーが母親にはとても重要なのです。