息子と娘ではこころと心理のはたらきが異なるために養育の方法も異なります。また心理問題が発生する原因が異なるために心理問題の解決(治療)方法も異なります。
多くの母親たちが娘の養育が大変だ、あるいは息子の養育が大変だと訴えています。これは息子と娘を養育する方法と心理問題の解決方法が異なるということを知らずに、育児情報、養育情報、心理問題解決の情報なども曖昧で正確な情報ではないために現れる現象です。
では息子と娘がどのように異なるのか分析する方法を説明します。
第一に、皆さんは、娘と息子の成長過程で、生存期、関係適応期、自己形成期の順で心理が発達していくことを知らなければなりません。そしてこの段階ごとに異なる心理がはたらきます。当然息子と娘でも差があります。
第二に、子どもの心理(認識、記憶、表現)のはたらきを知らなければなりません。男である息子は気分がはたらき、「それは合っている、間違っている」で気分が良くなったり悪くなったりして、女である娘は感情がはたらき、「それは好き、嫌い」で感情が良くなったり悪くなったりします。これらが相互作用する原理を知らなければなりません。
第三に、息子と娘は心理問題が発生する原因が異なります。子どもの心理問題は心理発達過程に準じて、認識、記憶、表現に問題が発生すると、心理のバランスが崩れて、壊れたバランスを調整しようとして現れる現象です。特に男の子はストレスが持続されると心理問題が発生し、女の子の場合は傷が持続されると心理問題が発生します。
第四に、息子と娘の心理問題を治療する方法が異なります。子どもの心理問題を解決するときは、心理発達段階別の心理作用、心と心理が作用する原理、心理問題が発生する原因を順番に分析して、子どもの心理(認識、記憶、表現)の中のどの心理を強化、または弱化するとバランスが取れるのかが分かれば心理問題は治療されます。この方法は日常生活の中で自然にバランスが取れるようにすることが一番望ましいです。
このように子どもの育児、養育、成長過程での心理問題を解決するときは、息子と娘の違いを正確に知らなければなりません。
皆さんは専門家の育児、養育、成長過程の情報と、心理問題を治療する情報を絶えず探し求めておられるでしょう。このような原理を知らないから、情報が絶えず生まれて絶えず探し続けているのです。またそれらの情報は参考にするだけで、実際に適用してはならない情報も多くあります。
皆さんの子どもに適した方法は皆さん自身にしかつくられません。
子どもの正しい養育について知りたい方。
子どもの心理問題を解決したい方。
マザーセラピーをとおして皆さんが必要な情報を見つけることができます。皆さん自身がわが子の心理治療専門家になってください。