発達障害から治療された子どもは慈悲深い人になります。痛み苦しんでいる人への思いやりと理解の幅が広い人になります。
関係適応期に治療がされたのか、それとも自己形成期に治療がされたのかによって差はあります。
発達障害が関係適応期に治療されると、人間関係が良くなり、一般の子どもたちよりも人間関係の幅が広くなります。自己形成期に治療されると、思考基準が豊かな自己が形成されます。
必ずいつ治療をしなければならないという決まりはありません。子どもの心理は回復能力が優れているだけでなく、発達障害の子は普通の子よりもっと大きな能力を持っているので回復もすぐにできます。
したがって子どもにチック障害や発達障害、ADHDがあるからと言って、子どもを責めてはいけません。子どもが持つ大きな能力は、これからの子どもの人生に大きな影響を与えることもできます。
人間には悪い部分だけが存在するのではありません。悪い部分があれば、その反対側には必ず良い部分が存在します。なので良い部分に転換させる必要があります。これが治療です。子どもの治療のためには母親の関心が一番重要です。
子どもが発達障害だと、他の子より遅れているように感じますが、決してそうではありません。
その子どもの心理が治療されると、心理はとても健康になります。心理が健康になると、知的能力が強化されます。それで全く勉強をしなかった子がある日勉強をはじめると、その才能が発揮されます。普通の子が1年かかるものを、その子は数ヶ月で成し遂げる能力を持っているのです。
自分の子どもになぜ障害が発生しているのかを考えるのは無意味なことです。治療すれば良いだけです。
マザーセラピーをとおして子どもの変化過程は母親が直接実感できます。