多くの母親たちは子どもの幸福に関心がありません。子どもの幸福より自分の幸福が優先されています。

良い衣食住を提供することも、結局は母親自身の幸福のためです。子どもが食べたいもの、着たいものを考えるのではなく、母親の基準で良いものを食べさせ着させています。

教育も同様です。塾、習い事、名門校など多額を教育に投資しています。子どもがやりたいこと、習いたいことは考慮せずに、母の基準での良い教育が子どもを成功させると確信をもっています。

常にわが子に何をしてあげることができるかを悩んでいます。衣食住や教育に関連するものも含め、子どもに良いものを提供するために経済活動も懸命にします。

これら全ての考えと行動は、子どものためだと言っていますが、実際には母の自己満足です。

子どものために何かを選択して、してあげるときに、子どもの望みは考慮しません。これは子どもを一人の人格体ではなく、自分の所有物と認識しているのと変わりありません。

子どものためにと懸命に投資していますが、結果に満足ができなかったり子どもに問題が発生すると、投資が足りなかったと考えます。

良いものを提供できなかったから、良い教育を受けさせられなかったから、子どもに問題が起きたと考えますが、本当の原因は子どもにとっての本当の幸福が何か分からない母親自身に原因があります。

衣食住、教育、経済的なサポートなどは身の丈に合わせてすれば、それで十分なのです。